2025.06.16
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サルコペニア患者の腸内環境は?
サルコペニア患者とそうでない患者の腸内細菌叢を解析すると、前者は「その多様性が低下し、酪酸産生に関与する細菌群の占有率が低下していることを確認した」と発表したのは、順天堂大学および順天堂東京江東高齢者医療センターらの研究グループです。上述の「酪酸」ですが、免疫調整作用など様々な機能性を有する腸内細菌の代謝物の一つで、健康な高齢者の腸内ではこの酪酸産生菌の占有率が高いと言われています。本研究グループは、今後サルコペニア患者において、筋力に関する腸内環境の役割についても研究し、フレイル・サルコペニア・認知症・骨粗しょう症治療など、高齢者をトータルにマネジメントすることで健康長寿を実現し、予防対策にも努めていきたいと結んでいます。
日本人高齢サルコペニア患者の腸内細菌叢の特徴について解析|ニュース&イベント|順天堂大学
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM

