港区立高輪いきいきプラザ

2025.06.16

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心アミロイドーシスって何?

異常なタンパク質、アミロイドが体のさまざまな組織に沈着し、機能低下を招く「アミロイドーシス」という病気がありますが、この物質が心臓にたまると「心アミロイドーシス」という疾患になるそうです。その主な症状は、「手のしびれや痛み」、「息切れやむくみ」なのですが、こうした不調がすぐに「心アミロイドーシス」と判断されるケースは少ないそうです。未診断のままの患者も多々いるとか。こう報じたのは6月10日付東京新聞です。当記事によると、海外では「患者の17%が病名の分かるまでに5人以上の医師にかかったというデータもある」ようです(同記事より引用)。ところが、2020年から画像診断「シンチグラフィー」が保険適用になったため、より早く特定できるようになったと言われています。加えて、AIを活用し、画像診断の必要性も判別。実際、高い確率で「心アミロイドーシス」の患者を検出できているとか。現在は、このAIによる診断補助についての薬事承認と保険適用を見据えているようです。

 SM

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