港区立高輪いきいきプラザ

2025.06.11

  • ニュース

「ポッコリお腹」はなぜできる?

名古屋大学大学院生命農学研究科らの研究グループは、「朝食欠食をして不活動な生活をするとメタボリックシンドロームにつながる内臓脂肪蓄積が起こることを明らかにした」と発表しました。今までは、メタボリックシンドロームは食べ過ぎ、特に油の摂り過ぎが原因として考えられてきました。特に、中年男性に多い内臓肥満型つまりお腹ポッコリの肥満がそれです。しかし、実験動物に高脂肪食を与えて肥満にさせた場合には体全体の脂肪が増えるだけで、ヒト、特に男性でどのようなメカニズムで内臓脂肪が貯まるお腹ポッコリ肥満になるか分かっていなかったとか。そこで、本研究グループは、実験動物としてラットを用いて、活動量を半分にする不活動症候群モデルを使い、そのラットに朝食欠食をさせたところ、体重増加は見られなかったものの、内蔵脂肪だけが特に蓄積することが分かったそうです。これまでどのような食事や生活習慣がお腹ポッコリと関連するか不明でしたが、今回の結果により、生活不活動でなおかつ朝食を抜くような不規則な生活をすることでお腹ポッコリにつながることが判明したと述べています。要は、お腹ポッコリ型の内臓脂肪型肥満を予防するには、何を食べるかだけでなく朝食を食べるような規則正しい食生活をして、活動的な生活をすることが良いと述べています。そして、こうした生活習慣によってメタボリックシンドロームを予防できるだろうと結んでいます。

 "お腹ポッコリ"の原因は朝食欠食+不活動にあり 生活習慣と食べ方の改善がメタボ予防につながる! - 名古屋大学研究成果情報

 画像はプレスリリースから引用させていただきました。

SM

 

一覧へ戻る

カテゴリ
年月で絞り込む