2025.06.05
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日頃の運動習慣がストレスによる高血圧発症を防止
「苦しいやつらいなどの負の情動を生み出し、血圧調節などの自律神経応答にもかかわっている脳領域の一つ、扁桃体の役割」に着目し、慢性的なストレスによる高血圧発症の予防には、運動が効果的であるとされるメカニズムの一部を明らかにしたと発表したのは、順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科らの研究グループです。本研究では、「ラットにストレスを与えるためにほぼ毎日1時間拘束すると、3週間後に安静時血圧が上昇するとともに、扁桃体の遺伝子発現パターンに変化が生じることを明らかにした」とのことです。一方、「同じような拘束を行っても、回転かごによる自由運動が可能な環境下で飼育すると、拘束による血圧上昇が抑えられ、複数の扁桃体遺伝子の発現が正常レベルに改善された」とか。本研究グループは、「運動習慣はストレスによる扁桃体の遺伝子発現変動を改善することで高血圧発症を予防することができる」と結んでいます。
なぜ日常の運動習慣がストレスによる高血圧発症を防ぐのか?|ニュース&イベント|順天堂大学
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM