2025.06.05
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認知症リスクを20年前から予測
日本においても認知症は患者数が増加しており、高齢化の進行とともに深刻な社会課題となっています。そうした背景から、認知症の発症を早期に予測し、適切な介入を行うことが、健康寿命の延伸や医療・介護負担の軽減に向けて重要視されていることはご存じのとおりです。注目すべきは、認知症の発症は遺伝学的要因だけでなく、生活習慣や環境要因による影響が大きいことが明らかになったそうです。そのため、新たな動的で変化可能なリスク評価方法が求められているとか。前置きはさておき、名古屋大学医学部附属病院 脳神経内科らの研究グループは、「末梢血中のタンパク質の解析による認知症発症リスク予測検査を開発した」と発表しました。本研究では、「血中のタンパク質を測定する技術を活用し、認知症の発症と関連の深い25 種類のタンパク質を特定した」そうです。本研究グループは、「この検査により、個人が自身の認知症発症リスクを把握し、適切な生活習慣の見直しや健康管理を行うことが可能になるだろう」と述べ、「今後も、認知症予防のための新たな技術開発とエビデンスの蓄積を進めていきたい」と結んでいます。
血中タンパク質で認知症リスクを 20 年前から予測 - 名古屋大学研究成果情報
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM