港区立高輪いきいきプラザ

2025.05.22

  • 活動報告

認知症の基礎知識 第3回

今回は認知症の方との接し方のお話をさせていただきます。

認知症の症状は様々であり、コミュニケーションが難しくなることがあります。実際には違った内容でも

本人にとっては正しいと思っているため、そのことを否定することで、興奮したりすることが見られます。

認知症の方に対してどのように接していくか、いくつかの具体例を紹介していきます。

① 目線を合わせて会話をする。

立ったままで話しかけることは、相手に威圧感を与えてしまうこともあるため避けましょう。

目線を合わせることで相手は「聞いてくれている」と思い意思疎通ができることが多く見られます。

② ゆっくり大きめな声で話す。

高齢になると耳が聞こえにくくなり、何度も聞きなおして来られる方が多く見られます。

ゆっくり大きな声で話しかけることで理解もしやすくなります。

③ わかりやすい言葉を使う。

難しい言葉(専門用語など)を使いながら会話をすることで相手も理解できないことが多く、

理解できないことで興奮されたり立腹されることもあります。選択式の会話も有効かと思います。

例)今日の夜はなにが食べたいですか?⇒今日の夜は肉と魚どちらが食べたいですか?

  肉であれば、肉類(から揚げ・とんっかつ・ハンバーグなど)から選んでもらう。

*関わり方のポイント

① 相手の表情を確認する。(不安な表情をしてないかなど) ② あいずちをうつ。(安心感を与える)

③ 相手が話しているときは、会話を妨げない。(妨げてしまうことで、自分が話していること忘れてしまう)

次回は、認知症にならないためにはというお話をさせていただきます。

  高輪いきいきプラザ K・I 

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