2024.10.23
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歯科受診と介護予防および費用の軽減
「歯科受診をしている人の介護費用は低かった」と発表したのは、 東北大学大学院歯学研究科らの研究グループです。予防目的で歯科受診をしている人では、未受診者より 8年間で累積介護費用が約11万円低い、という調査結果がでたそうです。つまり、口腔状態の悪化が要介護状態になるリスクの上昇と費用に関わることが証明されたわけです。本研究グループは、「歯科受診を行うことで口腔の健康が保たれ、要介護状態の発生が先送りされた可能性や、要介護状態になった場合においても、重症化が抑えられたことで介護費用の増加を抑制できた可能性が考えられる」と述べています。ともあれ、歯科受診は口腔衛生や口腔の健康状態を維持する上で重要な役割を果たしており、口腔状態を健全に保つことが、間接的に要介護状態の発生を予防し、その結果として介護費用の抑制につながるということが明らかになったということです。
画像はプレスリリースから引用させていただきました。 高輪いきいきプラザ SM