港区立高輪いきいきプラザ

2024.09.27

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加齢に伴う筋萎縮と柔軟性低下

「歳をとると、骨格筋はなぜ萎縮するのでしょうか?筋の柔軟性もなぜ低下するのでしょうか?効果的な予防法や治療法は何でしょうか?簡単そうに聞こえても答えるのは容易ではありません」。こう問いかけるのは、九州大学大学院農学研究院らの共同研究グループ。そこで、本研究グループは、「筋幹細胞 (衛星細胞と呼ばれる”眠れる筋組織幹細胞”)の活性化因子HGF (肝細胞増殖因子)がニトロ化されると生理活性を失うことを見出し、この現象が加齢に伴い進行・蓄積することによって筋萎縮が進行するという新しい学説」を発表しました。こうした背景には、「酸化ストレスの軽減や適度な運動というこれまでの一般的な健康科学的施策に加えて、筋肉の加齢変化を引き起こす根本的な仕組みに基づいた画期的な方法の開発が望まれていた」からでした。本研究グループは、「これらの研究成果はヒト・ネコ・イヌなどのHGFにも広く適用可能です。ヒトや伴侶動物の加齢性筋萎縮症に対する抗体医薬への応用が期待され、健康寿命の延伸に大きく貢献すると期待されます」と述べています。
加齢に伴う筋萎縮と柔軟性低下を抑制する抗体を開発 | 研究成果 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY) (kyushu-u.ac.jp)
画像はプレスリリースから引用させていただきました。SM

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