2024.09.02
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ブルーシートにも品質の良し悪し
8月末現在、台風10号の影響で日本全国で豪雨・水害の被害が多く出ています。今までにない居座り型の台風、進路予想が難しい台風のため九州四国地方を中心に関東まで河川氾濫、突風、冠水などの状況が連日テレビで放送されています。当館でも先月から大雨の時に建物内への浸水が発生するようになり、区といっしょになってブルーシートや土嚢で対策を講じています。
さて当館でも有用しているブルーシートですが、ブルーシートというものはどれも同じなのだろうと思っていましたが、以下の岐阜県の取り組みを読み、「ブルーシートにも品質の優劣があるんだ」と知りました。
国産ブルーシートの安定調達で、広域災害への備えを強化する。 | ジチタイワークス (jichitai.works)
災害時の物資調達は自治体の重要な役割りですが、岐阜県では今年3月から、「萩原工業と災害時におけるブルーシート・土のう袋等の供給に関する協定を締結した」ということです。
契約を締結した職員の言葉として「今回の協定を締結するにあたって、メーカーによってブルーシートの品質にかなりの違いがあることを初めて知りました」とあり、「品質の差によって、劣化スピードに大きく違いが出る」ということのようです。以下、リンク先本文中から一部転載した写真ですが品質の悪いシートは数カ月でボロボロになってしまったようです。
岐阜県では、災害時に備蓄だけでは不十分となる品質の良いブルーシートや土嚢を、迅速・円滑に安定供給してもらう調達ルートを確立したということです。この岐阜県の取り組みは、自治体として災害時に様々な物資を安定供給するためのチャネル構築の事例ですが、ブルーシートなどの防災用具は家庭でも準備する場合があると思います。その場合、しっかりと運用に耐えうるものであるかの品質にも注意をする必要があると思いました。
高輪いきいきプラザ H.H.