港区立高輪いきいきプラザ

2024.08.10

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奥歯の嚙み合わせ悪化は歯の喪失リスクを高める

大阪大学歯学部らの研究グループは、大阪府の後期高齢者94,422人を対象に、ビッグデータ解析を行い、「奥歯の噛み合わせの状態が悪化するほどに、歯を喪失するリスクが高くなる(最大で6.0倍)ことを明らかにした」と発表しました。当プレスリリースによると、奥歯の噛み合わせの状態は、残っている歯の負担に影響し、歯の喪失のリスクと関連すると考えられていましたが、その関連性を大規模な追跡研究によって、詳細に解明したものはなかったそうです。そこで、本研究グループは、平均観察期間2.2年のデータを分析し、奥歯の噛み合わせの状態と、歯の喪失のリスクに強い関連があることを明らかにしたのです。このことで、奥歯は食事のためだけではなく、残っている歯を守るためにも重要であることが分かったそうです。歯の喪失を予防し、自分の歯を保つことは、食事の質や栄養バランスの観点から重要であることが知られていますが、本研究グループは、「今後、口腔そして全身の健康維持のための奥歯の重要性について、議論が高まることが期待される」と述べています。

奥歯の噛み合わせ悪化で歯の喪失リスクは6倍に – 大阪大学歯学部・大学院歯学研究科 公式ウェブサイト (osaka-u.ac.jp)

画像はプレスリリースより引用させていただきました。SM

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