2024.08.10
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心血管疾患リスクの早期発見
「心血管疾患の発症と関連のある心臓近位部の大動脈の硬化度を評価する簡易計測技術を開発した」と発表したのは、国立研究開発法人産業技術総合研究所らの研究グループです。この技術によって、「心血管疾患リスクの早期発見が可能」と述べています。具体的には、「上腕脈波波形と心音の同時計測で簡便に計測可能」なのだそうです。加えて、上腕血圧を測る要領で簡単に計測可能なため、検査にかかる負担が軽減できるとのこと。本研究グループは、「30歳代から加齢とともに増大する指標であり、より早期・高感度な心血管疾患リスク同定への応用に期待できる」と結んでいます。因みに、心血管疾患は、国内における主な死亡原因や要介護原因になっています。従って、その原因となる動脈硬化の度合いを計測し評価することは、当該疾患の発症予防につながるというわけです。