港区立高輪いきいきプラザ

2024.08.02

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外国語対応に関して、ICTを活用した自治体の取り組み

外国の方へのサービス提供に関して、ICT技術を活用した自治体の事例があるので紹介します。

愛知県大府市でのは「透明のディスプレイ越しに相手の表情を見ながら会話ができる翻訳ツールを窓口に設置」したという事です。リンク先の記事から転用させていただいた下記の写真のように、対面で相手の顔を見ながら双方それぞれの言語で会話した内容が即透明ディスプレイに映し出されるというものです。

一般的に使われているスマホやタブレットによる翻訳機では「会話の際に視線が手元に落ちてしまう。」しかしこのディスプレイ型翻訳機を使用すると、「透明のディスプレイ越しに相手の顔が見え、より自然なコミュニケーションができる」ということです。実際に使用した職員は、「操作は直観的にでき、使い方の説明もほとんど不要」「複数人で来庁する外国人住民が多いが全員に共通する内容は一緒にディスプレイを見て理解してもらえる」と好評価のようです。

翻訳エンジン(ソフトウェア)は国産での開発。そして自治体でよく使われる専門用語3,000語以上を事前に学習させており高い翻訳精度を実現しているとのこと。

さらに記事では、「マイク以外にキーボード入力もできるため、発話が難しい人や耳に障害がある人との意思疎通をサポートできる」とのことです。

私たちの港区は外国人の住民比率が10%に迫ろうかという地域でもあり、多くの住民に高品質なサービスを提供する公共施設で働く者としては、中々興味深いシステムであると感じました。

外国語対応での“伝わりづらさ”を解消し、窓口の対応をスムーズにする。 | ジチタイワークス (jichitai.works)

高輪いきいきプラザ H.H.

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