2024.08.02
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夏便秘
35度以上の猛暑が続くと、「夏便秘」という症状が出やすいそうです。ヨミドクターの記事(7月29日付)の中で松生クリニックの松生恒夫先生が言及していました。先生曰く、「体内では摂取した水分の2%程度しか便には回らないため、汗などで水分が大量に出る夏場は、排尿の回数が減り、便が硬くなる」との事です。従って、便秘対策の観点からも、1日2リットルぐらいの水をこまめに取るようにアドバイスしています。硬便で排便困難になるのは、脱水状態であり、熱中症の前々段階だと述べています。つまり、夏場に水分を多めに取るのは熱中症対策だけにとどまらず、「便秘対策」にもなるというわけです。加えて、松生先生は、同記事で、「便秘に効果がある食品」を挙げています。第一に、糖分としてオリゴ糖。「難消化性糖質、つまり小腸で吸収されないため、大腸に移行して腸内環境の改善に役立つビフィズス菌の餌となって、ビフィズス菌を増加させ腸内環境を改善し、排便の促進に役立ちます」(同記事より引用)との事です。次に、ココア。「食物繊維の一種であるリグニンが多く、便の量を増やす」とか。加えて、甘酒を挙げています。「アルコール0%のものは、腸内でビフィズス菌を増やし、排便促進の効果がある」とのこと。その他には、乳酸菌飲料。意外なのは、「具だくさんみそ汁」。「みその麹菌や植物性乳酸菌、具材の野菜などで食物繊維が豊富に取れる」というのがその理由とか。飲み物では、ペパーミントティーとオリゴ糖をお好みに合わせて少々。前述の「甘酒」や「ココア」もお忘れなく。夏便秘対策、薬ではなく、まずは食べ物から改善策を!
画像は記事より引用させていただきました。SM