港区立高輪いきいきプラザ

2024.08.02

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あなたは「おいしさ派」それとも「健康派」?

私たちが「おいしいけれども健康によくない食べ物」に対して「健康にいいけれどもおいしくない食べ物」を選ぶときに前頭前野が活動し,その活動は長期的な利益を最大にする自制心の強いヒトほど大きくなることを発見した、と発表したのは群馬大学情報学部らの研究グループです。この研究では、「ヒトが健康を優先して食品の選択をする際、前頭前野の自制の機構が重要な役割を果たしている」という結果が出たそうです。具体的には、食べ物の選択において、おいしさより健康を重視するときのヒトの脳活動を計測し、「自制」の強さを金銭報酬の選択における長期的な利益を優先する度合いとして測ったそうです。その結果、「おいしさよりも健康を重視したとき、前頭前野が活動し、前頭前野の活動は自制の強い人ほど大きかった」とか。つまり、私たちにはおいしさを優先して健康に悪い食事を衝動的に選んでしまうことがあり、よくないとわかっていながらも、つい手を伸ばしてしまうというのです。一方、「おいしさより健康を重視して食べ物を選ぶためには、おいしさという目前の利益より、健康という長期的な利益を優先するための自制が必要である」とも言えるのです。このことは、動物とは違い、健康を優先するという長期的な利益に基づく選択をすることはヒトに特徴的であり、「健康的な食生活の継続には、この前頭前野における自制の機構が重要なのではないか」と本研究グループは結んでいます。

 【プレスリリース】健康を優先した食べ物の選択における脳機構を解明: おいしさの誘惑を乗り越える自制心 | 国立大学法人群馬大学 (gunma-u.ac.jp)

画像はプレスリリースから引用させていただきました。SM

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