港区立高輪いきいきプラザ

2024.07.17

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エネルギー消費を促す新しいたんぱく質とは?

運動をすれば、筋肉がエネルギーを消費するため、脂肪が燃やされて体重は減少するのは皆さんご存じの通り。その運動と脂肪の燃焼に関して、「運動した時に筋肉で発現が増え、エネルギー消費を促す新しい種類のタンパク質を発見し、その機能を明らかにした」と発表したのは、神戸大学大学院医学研究科糖尿病・内分泌内科学部門及び徳島大学大学院医歯薬学研究部代謝栄養学分野の研究グループです。具体的には、「このタンパク質を生成できないようにしたマウスは、運動時のエネルギー消費が少なく、太りやすいことが分かった」とか。つまり、同じ運動をしても痩せやすい人、痩せにくい人がいますが、このタンパク質の増えやすさによって運動時のエネルギー消費の個人差を説明できることが判明したというわけです。当プレスリリースは、「食欲を抑える抗肥満薬は使用され始めていますが、エネルギー消費を増やすことで肥満を治療する薬はありません。このタンパク質を増やせる物質を見つけることができれば、エネルギー消費を高めて肥満を改善する薬剤の開発につながる可能性がある」と述べています。そして、「このような薬剤は、食事制限と無関係に肥満を治療できる薬剤になると思われ、そのニーズは極めて高いと考えられる」と結んでいます。

【プレスリリース】運動時の脂肪の燃えやすさを決めるタンパク質を同定―個人の痩せやすさ・太りやすさを説明― - 国立大学法人 徳島大学 (tokushima-u.ac.jp)

 (画像はプレスリリースから引用させていただきました)

SM

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