港区立高輪いきいきプラザ

2024.07.05

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ビタミンC欠乏と老化の関係

「ビタミンCが足りないと老化が進む?」と問いかけるのは、東京都健康長寿医療センターの老化制御研究チームです。実は、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」では、成人(15歳以上)のビタミンC推奨摂取量を1日100ミリグラムと定められています。マウスの実験で得た生存曲線をヒトに応用した場合、もしビタミンCを毎日2.5ミリグラムしか摂取しないと、老化が加速し、約3年後に亡くなるヒトが出始め、約13年後には半数のヒトが亡くなるというのです。また、目にも注意が必要です。本研究チームは次のように説明しています。「紫外線を含む太陽の光に常時さらされていて、目の中で活性酸素種がたくさん発生しています。ビタミンCが不足したマウスの目に紫外線を照射すると、目の水晶体が白く濁って視力が低下する病気、すなわち白内障になりやすいこともわかってきました。また、ビタミンCが不足すると、近年増加している喫煙が原因とされる慢性閉塞性肺疾患(COPD)に罹りやすくなる」というのです。もちろん、長期間にわたりごく少量のビタミンCしか摂取しないというヒトは、ほとんどいないはず。しかし、ビタミンCは尿から排出されるため、毎日しっかりと摂取することが大切であると訴えます。毎日ビタミンC100ミリグラムを食事から摂取するのは、大変。そこで食事からの摂取で足りない分は、サプリメントやビタミンCを含む飲料などから賢く補うのが良いとアドバイスしています。ビタミンCが欠乏すると、全身の倦怠感、疲労感、食欲不振にもつながることをお忘れなく。

ビタミンCが足りないと老化が進む!?|地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター研究所 (tmghig.jp)

(画像は東京都健康長寿医療センター研究所のHPから引用させて頂きました)

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