港区立高輪いきいきプラザ

2024.07.03

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慢性閉塞性肺疾患と吸気筋トレーニング

喫煙等が原因で発症し、肺に炎症が生じて正常に呼吸ができなくなる生活習慣病「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」の患者を対象に、「この疾患の治療に用いられる吸気筋トレーニング(IMT)の効果を検証した結果、このトレーニングが横隔膜機能を改善させ、全身の持久力向上や歩行時の呼吸困難感に対して有効に働くことを証明した」と発表したのは、近畿大学病院(大阪府大阪狭山市)リハビリテーション部らの研究チームです。今回の発表内容は、下記の通りです。慢性閉塞性肺疾患患者が吸気筋トレーニング(IMT)を行うことで、横隔膜の可動性を改善することを示唆した初めての研究であること。また、慢性閉塞性肺疾患患者に対する運動療法後の在宅治療を中心とした吸気筋トレーニング(IMT)が、横隔膜移動距離を改善することを証明したこと。そして、横隔膜の可動性の改善は運動耐容能や歩行時の呼吸困難感の改善に寄与することを明らかしたそうです。因みに、国内患者数は年々増加傾向にあり、最新の統計によると、日本における潜在的な患者は約500万人と推定されています。

慢性閉塞性肺疾患患者に対する吸気筋トレーニングの効果を検証 横隔膜移動距離が吸気筋トレーニングの評価項目として有用と証明 | NEWSCAST


(画像はプレスリリースから引用させて頂きました)

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