2024.06.24
- ニュース
不思議なゼリー状物質って何?
「アミノ酸誘導体型分子からなる新たな水系のゼリー状物質を作り出した」と聞いてもピンとこない方も多くいるはず。実は、「開発したゼリー状物質が、酸化反応によって溶けて水溶液状態になった後、しばらくすると、もう一度ゼリー状態に戻るという珍しい現象を発見した」というのです。この研究を行ったのは、岐阜大学工学部化学・生命工学科及び同大学大学院連合創薬医療情報研究科、そして山形大学 大学院有機材料システム研究科らの共同研究グループです。本研究では、「このようなゼリー状物質の内部には、抗体などのバイオ医薬品や細胞を包埋できることが知られており、新たな医療用材料としての応用開拓が期待できる」と述べています。因みに、ゼリー状物質は、食品や化粧品など私達の生活の中で幅広く利用されている馴染みのある物質だそうです。
【プレスリリース】酸化反応によって溶けた後、ひとりでにもう一度固まる不思議なゼリー状物質を発見! (gifu-u.ac.jp)