港区立高輪いきいきプラザ

2024.06.14

  • ニュース

水虫の大規模調査結果は?

水虫感染に関する大規模な調査が行われたそうです。厳密には、「足白癬・爪白癬の潜在患者率を調べる大規模な疫学調査」で、16年ぶりだとか。日刊ゲンダイヘルスケアの記事に教えられました(6月12日付記事)。具体的には、「足白癬、爪白癬で受診していない患者をあえて選び、潜在患者率を調べた」とか。その結果、「対象となった14588例のうち、足白癬・爪白癬が疑われた人は3310人(22.7%)。このうち確定診断や治療を希望したのは2755人(83.2%)で、足白癬だけの人は1045人、爪白癬だけの人は343人、足白癬と爪白癬両方がある人は634人という確定診断の結果が得られた」というから驚きです。この調査結果は何を意味するのでしょうか?「自分が水虫だと思っていない人の中でも、7人に1人は足白癬、13人に1人は爪白癬、6人に1人は足に何らかの白癬を有している」という事実が判明したことを意味します。同記事によると、水虫は感染症なので、治療しなければ他人にも感染するということ。家族に1人いれば、家族全員が感染しやすい状況にあると注意を促しています。怖いのは、足以外の部位への感染もあるそうです。白癬菌が体に増殖する体部白癬(ぜにたむし)、太ももの付け根に増殖する股部白癬(いんきんたむし)など。要は、水虫はどの部位でも完治しない限り、再発・足以外の部位への感染を繰り返す、とても厄介な病気であることをお忘れなく。

一覧へ戻る

カテゴリ
年月で絞り込む