2024.06.14
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超音波で肝臓病診断
「超音波を用いて肝臓病を診断する新たな検査方法を発見」と発表したのは、広島大学病院消化器内科の研究グループです。この研究は、代謝機能障害関連脂肪肝疾患(MASLD)の患者の肝臓の硬さと炎症の診断に超音波を用いることが有用であるというもの。従来は、肝生検という、針を刺して肝臓の組織を採取する検査が行われてきましたが、入院し、検査時に痛みや出血を伴うなどの問題があったそうです。そこで考えられたのが、超音波を用いた検査というわけです。これにより、痛みを伴わず繰り返し検査できることで正確な診断が可能となり、患者の治療方針の決定に役立つのではと期待を寄せています。