港区立高輪いきいきプラザ

2024.06.12

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酸素と脳の関係

「酸素が欠乏すると脳の記憶形成はどのように阻害されるのか」。この問いに、沖縄科学技術大学院大学らの共同研究チームが取り組み、脳が一時的に酸素から遮断された時に起きる「無酸素誘発性長期増強(aLTP)」のプロセスを詳細に研究。その結果、aLTPの維持にはグルタミン酸というアミノ酸が必要であり、このアミノ酸が神経細胞と脳血管の両方で一酸化窒素の産生を誘発することが判明したそうです。本研究結果によって、aLPTが継続的に存在することで、脳卒中後に特定の患者に見られる記憶喪失を説明できる可能性があると述べています。そして、将来的に、本研究で得た発見は、虚血後に生じる記憶喪失の回復治療にも役立つだろうと結んでいます。

 酸素が欠乏すると脳の記憶形成はどのように阻害されるるのか? | 沖縄科学技術大学院大学(OIST

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