2024.05.10

  • ニュース

介護者状況を評価できる質問票

国立長寿医療研究センターのグループは、東北大学、国立保健医療科学院との共同研究において、介護者状況をたやすく評価できる質問票を開発した、と発表しました。この質問票は、「日常生活への影響」「ケアに関する受け止め」「家族のサポート」「健康状態への影響」「経済的な影響」という5つの観点から構成され、介護者の現在の状況を評価することができます。実は、以前も同様に開発された質問票があったのですが、その質問票は全質問項目が18項目とやや多いため回答負担が大きく、実際の介護現場や行政施策において使用しにくい問題点があったとか。今回、より簡略で、的確に把握できる質問票を開発したことで、「要介護高齢者を介護する家族などの介護状況を簡易に把握することができ、介護者支援の推進を通じた在宅介護環境の整備につながることが期待できる」と述べています。本研究は、経済的負担や介護によるポジティブな影響も含む、多面的な評価が可能な介護状況評価の質問票の短縮版だからです。ともあれ、この質問票に答えて、もし高い数値が出れば、介護の負担度が強いことが明らかになるはずです。

 

 

簡易に実施可能な介護状況評価の質問票を開発 -家族介護者支援を推進ー 国立長寿医療研究センター (ncgg.go.jp)

 

CRA-J-10siyousetumei.pdf (ncgg.go.jp)

一覧へ戻る

カテゴリ
年月で絞り込む
過去の活動報告
(アーカイブ)