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2019/04/11 07:51:00

-言葉に頼らない信頼関係をつくることを重視-

-言葉に頼らない信頼関係をつくることを重視-

 

 

等々力の家居宅介護支援事業所の佐々木でございます。

 

私が地域の支援体制に奔走するのは、何よりも「本人の意向に寄り添い、それを尊重する」というパーソンセンタードケアの原則に立つからです。単なる机上の理念ではなく、これまでの現場実践の中で身をもって培ってきたことがベースとなっています。

 

私は2回特養ホームの現場を経験させて頂き、特に2回目は平成19年で、すでに利用者の方の多くが重度化していました。本人の「できること」が見えにくくなる中で、それでもその人の思いに寄り添い、その実現に向けた現状打破をどうやって図っていくかというテーマを自分に課し続けました。

 

その時に培ったのは、まずどんな人でも尊厳をもって接し、ご本人の『できる』所に目を向けるということです。決して、援助者側の価値観や論理で話を誘導しない。徹底して、その人のストーリーに寄り添って傾聴していく。そこで初めて、ご利用者との信頼関係を築いていくことができます。

 

そして、徹底した傾聴の中で、言葉ではなく行動や表情で心を通じあわせる方が信頼関係を作りやすい場合が多いです。「たった一言、『お変わりないですか』。これだけでも安心してもらえます。存在がもたらす信頼関係というものを大事にしています。

 

《2010年月刊ケアマネジャー掲載》