最新情報

ブログ
2019/03/15 08:06:00

-「内心を重視するマネジメント」から生まれた「思い出深い居場所づくり(弥生カフェ)」-

-「内心を重視するマネジメント」から生まれた「思い出深い居場所づくり(弥生カフェ)」-

 

居宅事業部居宅介護支援事業統括課兼等々力の家居宅介護支援事業所の佐々木でございます。

 

私が等々力の家に赴任する前に、中野区弥生町にある当法人が運営する弥生の園居宅介護支援事業所に在籍していた頃、ご利用者の内心を重視しストレングスを大切にする援助を続けるうちに、地域の課題が目に入るようになってきました。既存サービスのコーディネートだけでは限界がありました。

 

個別援助のなかから地域の課題を抽出し、それを社会資源の開発や政策提言へまで発展させる必要性を痛感させられました。「その人をより深く理解すること」、「その人が住んでいる地域をフットワークをからめて知ること」その結果、地域に対してとるべきアクションが明確になり、仲間を募って実践する。私は、ご利用者の内心と同時に地域に目を向けていきました。

 

 

私が起こしたアクションの一つが「居場所づくり」です。きっかけは、担当しているご利用者の心の訴えに耳を向けたことでした。「歯が痛くて何件も歯科クリニックに通ったけれど治らない」とご利用者は訴え、行政や歯科医師会などにも相談しましたが効果的な治療につながらず、やがて「クレーマー」のようなレッテルが貼られるようになったのです。私は、その利用者と利用者の周りで起こっていることを深く知るにつれ、「地域に訴えを語ることができる場がないこと」そして「耳を傾けてくれる人がいないこと」が課題として浮かび上がり、それはまさに「地域課題」でした。

 

その後、ケアチームが集まるサービス担当者会議で利用者を取り巻くさまざまな地域課題を抽出。地域分析を経て、誰もが気軽に相談できる「居場所づくり」がこの地域の喫緊の課題だと判明しました。折りしも、地域包括支援センターが主催する「地域ケア会議」でも同様の課題があがっていることもわかり、居場所の具体化へと統括部長、統括課長始め事業部職員、弥生の園職員、南中野地域包括支援センター職員一丸となりアクションを起こしました。

 

何度も交渉を重ね立案し、引き受けてくれたのは既存の喫茶店でした。社交的な空間でコーヒーを飲みながら、ケアマネジャーなどが、地域情報の提供や参加者とのコミュニケーションを行い、参加者同士の橋渡しを試みようと考えました。いわゆる「世代間交流カフェ(弥生カフェ)」です。既存の喫茶店で開催することにより、限られた時間帯(月1回・2時間)だけではなく、営業時間内であればいつでも立ち寄ることができるという効果もあり、喫茶店を含めた商店街とのWin-Winの関係を実現させました。

 

現在も、「世代間交流カフェ(弥生カフェ)」は継続開催しており徐々に地域支援の輪が拡がり、参加者と共にカフェの内容を計画しています。また、中野区社会福祉協議会から「居場所づくり」の登録をされるなど知名度が高まっています。まさに、「継続は力なり」だと感じています。

 

◆2016年11月シルバー産業新聞及びシルバー産業新聞社HP掲載

     ↓↓↓

http://www.care-news.jp/column/cat33/115.html

 

≪当事業所窓口カウンターに閲覧中≫