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活動報告
2020/11/30 08:36:00

明治学院大学社会学部付属研究所の研修でリモート講師をしました

担当地区内にある明治学院大学社会学部付属研究所より、研修の講師依頼を受け、11/28リモートによる研修に参加させていただきました。


「コロナ禍における本人と家族に対する支援の現状と課題」
  ~いま、ソーシャルワーカーに求められる支援力~

第1部
「講師による話題提供」として、療育の分野、障がい分野、高齢分野、より現場で起きていることや捉えている課題についての講話がありました。
ここで地域包括支援センターの現場で見えていること、感じていることを報告させていただきました。

第2部
参加者の皆さんとリモートでのグループワークを行い、それぞれの実践現場で見えることを意見交換しました。参加者は経験20~30年の大ベテランも多く、一歩踏み込んだやりとりができたのではないかと感じます。

第3部
お二人の研究員の先生よりまとめのお話をいただきました。
コロナの影響で社会的に弱い立場の人たちの支援困難性が増す部分は多いですが、マイナスのことだけでなく「前を向いていく」ことの大切さ、「つながり」が打破のキーワードではないかと感じられました。

皆様のやりとりを通じ、コロナ禍で支援の困難性が増すことが多い中、この状況におかれたからこそ家族の力が改めて引き出されたり、厳しいチーム交代出勤を通じて働く仲間のチームワーク力が高まったり、と悪いことばかりではないことに気づかされました。
阪神淡路や東日本大震災の時もそうだったように、未曾有の事態や逆境におかれて、辛いけれどもその中で踏ん張る地域力や、自分にできることをと参加する人が増えたりと、福祉力が高まることもあると感じます。
私個人的には、参加者の方の「絆を絆として気づいていく」という言葉がとても心に残りました。

私たちの包括でも6月に介護者のコロナ感染により取り残される要介護者の緊急対応に奔走しましたが、そういった現状を行政等に挙げていくことで、12月より始まる緊急対策の実施に繋がっていきます。
またコロナの情報は個人情報への配慮も重要なため、発生状況等の情報共有が大事である反面、情報発信が思うようにできない、というもどかしさもあり、港区のケアマネジャーの皆さんは自分たちでLINEによる情報発信ツールを作り出されたことは、素晴らしいソーシャルアクションだと思います。

個人や家族の持っている力を引き出したり、地域や支援者の力に目を向ける、まさにエンパワメントの視点やアクションが、私たちソーシャルワーカーの専門性なのだと改めて確認することができた、大変貴重な3時間でした。
今回の報告書もまとめられるとのことですが、こういった、分野の中で、または分野を超えて支援者が情報共有や意見交換し、研究者や行政へ挙げていくことは非常に大切だと思います。ご関心のある方は、明治学院大学社会学部付属研究所のHPに掲載されるかと思いますので是非ご覧になって下さい。
また研究所では、市民向け講座や、社会福祉現場で活躍する実践家対象の研修会(「社会福祉実践家のための臨床理論・技術研修会」通称「アドバンストコース」)なども開催されていますので、今後も連携していきたいと思います。

明治学院大学社会学部付属研究所HP
http://soc.meijigakuin.ac.jp/fuzoku/

(築田)