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活動報告
2021/08/25 09:00:00

WEB連載 第3回目「 くすりの供給不安 」



こんにちは。新宿区の薬局に勤める薬剤師です。


 初回のコラムで、一部のジェネリックメーカーによる薬機法違反により、多くのジェネリック薬品が自主回収となり、病院や薬局で必要な医薬品が調達できない問題が続いている事実をお伝えしました。
このことが「薬に対する負のインパクト」として患者さんにとってとても大きいものとなっていないかと心配しています。
(自主回収とは:医薬品の使用が、一時的若しくは医学的に治癒可能な健康被害の原因となる可能性がある又は、重篤な健康被害のおそれはまず考えられない状況での製品に対する回収のこと。)


 このことに関して、私たち医療関係団体からジェネリックメーカー団体に対し、「供給体制を整え、必要とする患者に、必要な量の医薬品が届く状態」になるよう要望を出しています。またメーカー側も、今回のような事態を二度と引き起こさないために、国から承認された製造手順書と製造実態に齟齬がないか点検を行う等の再発防止策を厳格化しています。
 
 しかし、今回のように多くの品目で回収が発生すると、供給不足に陥ることも事実です。そのため、私たち薬局は供給状態が不安定な医薬品に関しては、同種同効の製品にメーカー変更することで患者さんに薬を届けようとしています。(同種同効薬とは:
同じ成分から作られた薬剤で、同じ効果を出すもの)どうしても必要な薬が供給できない場合は「かかりつけ医」と連携して、患者さんそれぞれに合う薬に変更していただくことで治療効果を維持できるように努めています。
 
 これから高齢化する社会では、ますます私たち薬局が地域住民の皆さんにとって気軽に相談できる「くすりの相談窓口」に進化しなければなりません。
次回では皆さんに「かかりつけ薬剤師」を賢く活用いただく方法についてご案内させていただきます。


次回更新日は 9/25(土)を予定しています。お楽しみに!