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活動報告
2021/07/25 09:28:00

WEB連載 第2回目「ジェネリック(後発医薬品)って何?」



こんにちは、新宿区の薬局に勤める薬剤師です。


ここ数年、皆さんが薬局でお薬を受け取る際に「ジェネリックでご用意してよろしいですか?」と聞かれることが増えていませんか?
詳しい違いまでは分からないけど「はいはい」と受け入れていただくことも多いかと思います。

今回は、そんなジェネリック(後発医薬品)について新薬(先発医薬品)との違いをお話しします。
 
まず、新薬というのは、製薬企業が長い期間と莫大な費用を掛けて研究し、臨床試験で有効性や安全性を確認、やっとの想いで製造販売にこぎつけた医薬品です。
とても誇らしいことに、日本はこれまで世の中に存在しない医薬品を創薬して海外に輸出できる数少ない国のひとつです。

 
対してジェネリックは、新薬の特許期間が満了し、同一の有効成分を含んで、基本的に効能・効果や飲み方も変わらない医薬品のことです。
ただ、新薬とまったく同じではありません。
薬は有効成分に添加剤を加えて製造されますが、有効成分は先発医薬品と同じでも、添加剤やその配合の仕方などが異なっています(一部、まったく同じものが販売されています)。

※治療上、新薬とジェネリックの効能が同等であることは、有効成分の血中濃度の挙動が同等であることから確認されています。

そして、ジェネリックの大きな特長は新薬に比べると研究開発費が低く抑えられ、患者さんにお薬を安く提供できること。
他にも患者さんにとって飲みにくい薬を口の中で溶けるようにしたり、大きな錠剤を小さくしたり、シップ薬を貼り易くするために伸びるように粘着度を改良したり等々…私たち薬剤師にとっても、ジェネリックはより患者さんに合う「ぴったりの薬」を提案する選択肢になっています。

 
厚生労働省も患者さんの医療費負担の軽減と超高齢化社会の中で持続可能な国民皆保険制度を維持するために、薬価の安い後発医薬品の使用を促進しています。
今回、お話したジェネリックも含め、よりご自身にあったお薬を“いつもの薬剤師”と一緒に探してみて下さい。きっと親身になってくれると思います。