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2021/09/15 11:34:00

オプジーボの効果を高める化合物の開発に着目



私たちの体内にある免疫細胞にはがん細胞を攻撃する役割がありますが、その細胞の表面のたんぱく質ががん細胞と結びつき、免疫機能を阻害してしまう事が分かっています。ところが、がん免疫治療薬である「オブジーボ」などは残念ながら半数以上の患者に効果がないということが判明しました。そこで京都大学の杉山弘教授らのケミカルバイオロジーのチームは、免疫細胞内のミトコンドリアに着目。その合成に不可欠な遺伝子の働きを強める「化合物」を作成したとのことです。そして、上述のオブジーボ治療薬と合わせてマウスに投与したところ、免疫細胞が増加し、がん細胞が縮小したとか。今後はがん患者へ投与し、その有効性を確かめたいということです。同プレスリリースでは、「ミトコンドリア病の原因となるミトコンドリアDNA変異を標的とした化合物を開発することで、化合物を用いたミトコンドリア病の遺伝子治療へと応用されることが期待されます」と述べています。



京都大学ケミカルバイオロジーらのチームのプレスリリース
https://www.icems.kyoto-u.ac.jp/news/4421/