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2019/05/10 11:46:00

夢の治療薬って何?


日本肺癌学会が、以前から、「夢の治療薬ではない」と強調するがん治療薬「オプジーボ」。

厚労省は、5月9日に、「オプジーボ」を投与された患者11人が、副作用とみられる脳の機能障害を発症し、うち1人が死亡したと報じました。
そもそも、がんの治療薬には抗がん薬、分子標的薬、ホルモン薬などがあり、
この「免疫チェックポイント阻害薬」は、数年前に認可されてから新薬として注目されていました。
その薬効のメカニズムですが、ご存知のように、免疫細胞は体内の異物を攻撃して排除します。ところが、免疫細胞が活性化しすぎると、自己の細胞を攻撃する自己免疫反応を起こしてしまいます。ただ、免疫反応を抑制する分子も備わっているため、この分子の作用をブロックして、免疫細胞の本来の力を発揮させるのがこの薬の目的なのです。
肺がん治療には欠かすことができない新薬ではありますが、「その安全で効果的な
使用が根付くまでに多くの犠牲がはらわれたことを肝に銘じておく必要があります」
と同学会は述べています。
一方で、一部のメディアからは、「患者自身の免疫機能をアップさせる薬であるため、
副作用が少ない新薬として期待されている」などと安易に報じられていることもお忘れなく!